プレゼンが激変。スライドを作る方は、ご一読を。
2009年10月30日
気がつけば18日も。。。すみません。いしざわです。
いろいろとテンパり気味のため、ずいぶんと更新をサボっておりました。。。
気を取り直して、今日は書籍のご紹介。プレゼンスライドを作って、講演をされている先生にとっては、必読の書です。一歩進んだプレゼンができるようになるはずです。特にSteve Jobsのような、理解しやすく、情熱にあふれたプレゼンがしたいひとにとっては。
して、その本は、『Presentation ZEN』。

これは断言します。読むだけで、プレゼンが良くなります。
この本は、たまたま先輩から、「コレいいよ」ってことで貸して頂きました。
約2年ぶりにプレゼンスライドを作らなきゃならんという時だったので、ナイスタイミング。
さてさて。プレゼン・スライドというと、文字の羅列、読み取りづらいチャートの連続。
文字だらけでしかも細かすぎて読む気にならず、これが昼飯の後だったりすると、
いい具合に睡眠導入剤になってくれると…。
考えてみてください。これまでのプレゼンってのは、極端に言うと、400字詰めの原稿用紙をプロジェクタで投影して、遠くに座ってる人に、それを読ませながら、しかも、プレゼンターはその原稿に対してごちゃごちゃ言ってるわけです。それを理解しろってのが無理なわけで。
とはいえ、作ってるこちら側としては、「文字やチャートで全部書かれているから、これで理解不能なんてこた無いだろう!!」
と自信満々なんですが・・・。しかしなかなか、そんな、うまいこといかないもんですよね。
で、コレを読んで、それが何でこのギャップがあるのかが、はっきり分かりました。
そもそも、「スライド」を使う上での、伝達手法が間違ってたわけです。
プレゼンターはスピーチしながら、スライドの中の文章やグラフ・チャートを見せてくる。しかも1スライドに詰め込んだ大量の情報をぶちまけてくるわけです。一方、オーディエンスは、聴覚でスピーチを聞き、同時に視覚&左脳を使いながら文字の読解と分析を求められるわけです。もはや脳の空きメモリはありません。自由な発想が広がるための空きスペースが、ないわけです。その時点でパンパンです。で、閾値を越えると、フツーなら、「もういいや」となってしまう。
じゃ、それを変えていきましょうね。というのがこの本の主題。
文字を読ませるのではなく、文字すらもビジュアルとして見せてしまう。
そして、相手がイメージしやすい・好奇心を掻き立てる形で表現し、オーディエンスに感動やひらめきや、共感を与えながら、記憶に情報を残していくと。
そこには、「人間はどんなものに好奇心を抱くのか?」ということの研究を
プレゼンテーションに反映させて、この形になったんだと思います。
このスタイルを真似れば、「文字を読ませて理解を促そう」という考えは完全に吹っ飛びます。
か・な・り、おすすめです。
ちなみに、ちょっと本筋から外れますが・・・。
自分でスライドを作っていて、
「なんか、かっこわりぃスライドになっちまったなぁ」
とか、
「あれぇ…?なんかイケてないなぁ」
って感じること、ありませんか?わたしはかなり、そんな体験ありました。
で、これ読んでみて、わかりましたよ。
ポイントはいくつも紹介されてましたが、そのうちのひとつ。
スライド全体の背景と、貼り付けた写真の背景が調和を取れてるか?ってことです。
これだけでだいぶ印象が変わるはずです。
すっごい極端な例を示しますね。
ハイ。つっこみどころ満載のスライドの出来上がりです~。

これ↑よりは、やっぱりこっち↓のほうが、キレイですよね。

写真の貼り付けも同様です。

なんかイケてないですよね?浮いてますね、写真。これが「だっせぇな」って思ってしまう正体。まわりとの調和がとれてない。
なんかこっち↓のほうが、カッコイイ。と思いません?

これを読めば、こんな気づきがたくさんあるはずです。
いやしかし。この本からのかなり学びがありました。
しかも、その直後に実際のプレゼンがあったので、その効果を実感することができました。
(もちろん!!寝てるかたはいらっしゃらなかったです。はい)
そのあとのディスカッションでも手ごたえを感じることができました。
では、この本の話にもどりますが、この本でもっとも重要なことはこれ。
スライドを作る前に、「何をいうか?」を自分の頭のなかでクリアにすること。です。
(当たり前かもしれませんが)
「で、なんなの?」
「それはわたしたち(聴衆)にとって、どんな関係があるの?」
と、常に自分にツッコみ続ける必要があるんですね。
どう見せるか
ではなく、
まず、何を見せるか?
そして「スライド」を読ませるのではない。
まずは伝えたいことがあって、その伝えたいことをビジュアルイメージや、キーワードにのせて、「見せながら」コミュニケーションすると。
コミュニケーションといっても、相手からのリアクションはありません。表情とかあいづちだけです。
いわゆる双方向ではないですが、聴衆の脳は反応しているはず。
要はスライドやこちらのスピーチを通して「聴衆の脳」と直接コミュニケートするという感じでしょうか?
で、これを実現するためには、まずは作り手の考えがクリアにならない限り、スライドを作らない。
クリアになるまで、PCに向かうのではなく、ペンとノートで自分と格闘すると。
一人ブレストであったり、マインドマップへのまとめであったり。いろんな手法がありますよね。
これこそが、プレゼンテーション「禅」の道なのです。






















