北海道医療大学のI田先生よりらーめん好きな私にとっては大変ありがたい情報を頂きました。
I田先生ありがとうございます。
やはり情報は共有しなくてはと言う事で・・・・・・・
札幌ラーメン情報
札幌ラーメンの発祥から現在まで継続しているところは,中央区南1条西3丁目大丸藤井セントラル4F にある『三平』(11:00-19:00 月曜休み ・塩、味噌、醤油、鉄火ラーメン 800円 .高い!)です.純粋な意味での札幌ラーメン(ここでは,味噌ラーメン)はここが発祥であるとされており,現在も多くのファンが全国から押し寄せています・・・.ということは,ただの観光名所ということなのかもしれません.個人的には嫌いなので行きませんが,まあ,ラーメン好きの方にとっては『メッカ巡礼』又は『ガンジス川の沐浴』のつもりで行ってみるのも良いかもしれません.創設者のオヤジが亡くなったのですが,地方紙に記事として掲載されるくらいの有名人でした.
『三平』が札幌ラーメンの第一世代であるとするならば,第二世代の有名店として『福来軒』(中央区北16条西8丁目東屯田通り・11:00-23:00 ・塩、味噌、醤油 各700円 )が挙げられます.ここは,とっても小さな店(汚い!)ですが札幌のタクシー運転手なら大抵知っていると思います.夏の観光シーズンには店の前にタクシーが数台止まっていて,なぜか店の前で記念写真を撮影する女の子がいたりして,まるで軽井沢か清里のようです(なぜ知っているかって?私の実家から,歩いて2分の所にあるからでした).私は,醤油しか食べたことがないのですが,ショウガ風味が利いていてなかなかいけます.また,モヤシが山盛りなので結構お腹一杯になります,というより一食分になります.食するときの注意!ここの店は,ラードを多目に使っているので,スープの上面約5mmが熱く焼けた油になっています.したがって,丼の縁に口を付けてスープを飲むと必ず火傷しますので注意してください.因みに,私は火傷せずにこの店から出てきたことがありません.
現在,札幌で人が多くはいっているラーメン店のほとんどは,旭川ラーメンがルーツです.その中で有名店としては,現在全国展開している『山頭火』が筆頭にあげられるでしょう.札幌市内でも数店舗ありますが,すすきの店はあまり良い評判を聞きません.やはり,酔っぱらい相手にまともな商売をしているところは無いということでしょうか.因みに,私は『塩』以外は食べません.ススキノ地区に一番近くて一番美味しい旭川ラーメンは,『五丈原』(南7条西8丁目)です.ここは,この界隈で一番人気ではないかと思うほど,いつも人で溢れかえっていますので,待ち時間覚悟で乗り込んでください.なお,AM3:00位まで営業していますが,スープが無くなると営業を止めてしまいます.お薦めは,『塩トン(豚)』と『チャーシュー握り(おにぎりです)』です.チャーシューは,大きいのを2まいと,くずのような小さいチャーシューが入っていますが,ここのチャーシューは美味しい!従って,『チャーシュー握り』なるのもが出来上がったと考えられます.味は,『山頭火』はポタージュスープのようなマイルド感がありますが,こちらはもっとはっきりした濃い目(塩辛い,脂っこい)の味付けです.しかし,チャーシューとスープの味のコンビネーションが絶品なのでストレスは感じません.スープは最後まで飲めます.なお,更に塩辛い,脂っこいのが好みであれば,『山桜桃(ゆすら)』(西区・琴似神社隣)をお薦めしますが,こちらはスープの濃さに比してチャーシューの味付けが薄いのでラーメン全体のバランスが悪くなっていると思います.
私の一押しは,『平成軒』(札幌市東区北37東28 11-16 11:30-21:00 水休み 011-784-7112)の”しょうゆチャーシュー”です.そのチャーシューは口でとろけるようです.また,しなちくは,口に残る感じがまったくありません(真竹の柔らかいところを厳選して仕込んでいるそうです).麺は,旭川から仕入れている加藤製麺です.ここの麺は,大変ボリュームのある麺で,札幌で一般的に使用されている西山ラーメンに比して圧倒的に美味しいです.スープは,とんこつベースで,だしは鰺節とかつお節の混合で少し独特(魚っぽいと評する人もいます)ですが,スープを飲みおわるころには病みつきになります.しかし,ここはアクセスが非常に悪いところなので,たどり着くのには少々大変かも・・・.なお,加藤製麺の直営店ともいえる『加藤ラーメン』という店が札幌市内に3店舗ありますが,こちらもお薦めです.最近は『平成軒』も『加藤ラーメン』もチェーン展開しています(チェーン展開した店で味を維持している店が少ないので,ちょっと心配・・・).さらに悪いことに、創設者のオヤジが死んだとの情報もあります。最近も食べに行きましたが、一時の輝きを感じることができませんでした。
第3世代の札幌ラーメン誕生を予感させるお店ができました.『ラーメンのてつや』です.ここは,従来の札幌系とも旭川系とも異なる新感覚のラーメンを出してくれます.場所は,西屯田通りの南7条付近です(正確な住所が解りません).また,『五丈原』のすぐそばに『スープ工房』という系列店を展開しています.
最近の情報としては,狸小路商店街にラーメン店が軒並みオープンして『狸小路ラーメン戦争』が勃発しました.場所は,かつて『冨公』という,とっても高飛車なんだけど味は抜群なので客足の途切れることが無かった店があったあたりです(6丁目).残念ながら,私は未だ足を踏み入れてはいないので評価できません.
以上が,私のお薦めを含めた“私見に満ちた”札幌ラーメン情報でした.なお,注文のときには店に書かれてあるメニューの一番上にあるものを注文すると失敗がないようです.
以下,余談.
その1.
札幌ラーメンは,西山製麺が一大勢力を誇っています(のれんに必ずマークがはいってます)が,スープの元(顆粒スープ)までもプロデュースしており,店ごとにスープの配合を変えたりして,店独自の味作りをしているとの情報があります.しかし,それは札幌ラーメンの衰退の歴史でもあるといわれています.というのは,西川製麺が札幌のラーメン店ブローカーとなってしまい,店独自の路線というより西川製麺の”カラー”がイコール”店の味”といった構図が出来上がってしまったために,札幌ラーメン全体の質が低下する原因であると考えられています.また,テレビのラーメン特集で,札幌ラーメンだけがスープを作っているところを見せない理由は,西山製麺のスープを使っているために恥ずかしくって見せられないとの見方をしている人もいます.もっとひどい見方をすれば,西山製麺が一般向けにスーパーで売っている”生麺のパック式ラーメン”を食べれば外で食べなくてもすむという意見もあります(池田説).それは,札幌市内の各ラーメン店の良いところが凝縮されているからと考えるのは考えすぎでしょうか?.確かに,私の回りのグルメな人達も「西山の袋ラーメンは侮れない」と評判です.お土産に買っていくのも一考です(個人的には”黒艶ラーメン”が好きなんですが).購入は・・・,その辺のスーパーマーケットに行けば置いてます.旭川ラーメンは加藤製麺と佐藤製麺が2大巨頭であります.ちなみに『五丈原』は佐藤製麺,『平成軒』は加藤製麺です.
その2.
札幌ラーメン横丁は,通り過ぎるだけにしておいたほうが良いと思います.間違っても六本木の『天鳳』が美味しいからといって,札幌ラーメン横丁『天鳳』には入らないでください.元々は,札幌ラーメン横丁の『天鳳』が元祖で,今六本木の『天鳳』を営業している親子(オヤジは死んでしまいました)が始めた店でしたが,おやじが競馬好きで「JRAのお膝元の東京競馬がでしたい!!」ということで,札幌店は売ってしまった様です.味は,『天鳳』六本木本店(あえてこう呼んでます)の1.3.5には遠く及ばないばかりか,味の割に法外な料金を取られること間違いなしです.
今や札幌ラーメン横丁は,ススキノ一番の”ボッタクリ店”の集まる場所かもしれません.地元の人間は出入りしません.
その3.
店によって食べた後,非常に喉が乾くことありませんか?.またそういうラーメンに限って,口に入れた瞬間に舌背部が”ピリピリ”とする経験はありませんか?
多くのラーメン店では,出汁を取る手間を省くために大量の”味の素”を使用しています.
”味の素”は,ご承知の如く”グルタミン酸”が主成分です.グルタミン酸は中枢神経系において,神経伝達に重要な役割を果たしており,興奮性の神経伝達物質として分類されています(グルタミン酸療法など,ある種の精神病の治療にも使用されています).なお,グルタミン酸の作用は,味の素研究所が優れた論文を多数発表しています.
そんな話題が一般の人にも知られるようになって,かつて『味の素食べると頭が良くなる』とかいって,子供の食事に味の素たっぷりかけるのが流行っていたようです.”かつて”とは,今60歳台の人達が子供の頃です.でも,グルタミン酸が『興奮性の神経伝達物質』だからといって,過剰に摂取しても摂取量に応じて学習・記憶機能が向上するというものでも無いようです.したがって『味の素は頭の良くなる薬』ではありません.むしろ,過剰摂取によって,視床下部の神経細胞の一部が破壊されてしまうという恐ろしい報告もありますが,これは動物実験における結果であって,人間における報告は無いようです.しかし,欧米では”chinatown headache”といって,グルタミン酸の大量摂取により起こる頭痛を言うそうで,本場に追いつかない分無理をしている外国の中華料理屋の比喩として使われることもあるそうです.
話しが脱線しました.
グルタミン酸の分解には水が必要になりますので,不真面目に作っているラーメンを食べると喉が乾くことになるという理論が成り立ちます.うちの医局員に,上記のことを説明した後「飲んだ後に食べたラーメンに含まれるグルタミン酸を分解するために水が使われた結果,アルコールの分解に使われる水が欠乏するので,二日酔いになるんだ!」と,もっとももらしいこと言って”物知り”ぶっています
投稿者 surgitel : 13:07
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